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シエナウインドオーケストラの演奏会に行ってバーンズ氏と須川氏を見てきました

音楽
先日、シエナウインドオーケストラの第40回定期演奏会に行ってきました。
今回はオール・バーンズ・プログラムということで、プログラム全曲がJ・バーンズ氏の曲、しかも振るのも本人という豪華さ。バーンズ氏といえば!な曲「アルヴァマー序曲」も演奏される。
しかもゲストとして超有名サックス奏者の須川展也氏も参加するということで、これが学生料金2000円ならもう行くしかなかった。
日本人の現サックス奏者で最も有名なのでは?須川さん。

プロの吹奏楽の演奏会に行くのは初めてでした。今まで行ったのは知り合いの高校・大学の定期演奏会くらい。自分で参加したのも高校の定演くらいです。
以降は全体の演奏、須川さんの演奏、等々の感想と、演奏以外で考えてしまったことの順で書いています。


演奏は本当に、本当に良かったです。これは行く価値が十二分にあったなと思います。学生席はかなり前の方だったので、音がまとまって聞こえにくいはずなんですけど、まとまって聞こえる……不思議なことに。
当たり前のことしか言えないんですけど、プロの基礎土台って本当にしっかりしているんだなあ、と改めて実感しました。か細い音でもちゃんと楽器は鳴ってるし、アインザッツがおそろしいくらい揃っているし、音量の調整が滑らかで自然。
こういう音の飛び方は苦手とか、低音はピッチが上がりやすいとか、色々と楽器の物理的制約ってあると思うんですが、そういったことをまるで感じさせない。楽器を完全に支配下に置いているのが本当にすごい。
曲の中で技術的部分で違和感を感じないので、演奏が本当に音楽としてすんなり聴こえます。これが理想形なんでしょうね……。せっかくならもっと早くに聞いておけば良かった!

席が前4列目のかなり右寄りだったので、サックス・木管低音、コントラバスがよく聞こえる位置でした。今までの演奏会ではもっと中央側の席で鑑賞していたのもあって、今回低音がよく聞こえてくるのがすごく新鮮でした。
コントラバスって全体がffとかだと聞こえないことが多いんですよね。しっかりベース音が聞こえると演奏がかっちりして聞こえて楽しい!木管ソロとかで唯一伴奏をするコントラバスのピチカートが美しい!しかもサックスも近いから須川さんまでたいへん近い!!というところで、なかなかいい席でした。
学生席だしそれほどよろしくない席をあてがわれてるんでしょうが、新鮮な聴き方ができるのは良いかもしれない。

続いて須川さんについて。最初に見たのはロビーコンサートのとき(開場後しばらくして、ロビーでアンサンブル演奏がある)だったんですが、第一印象はすっごいナイスミドル!綺麗にお年を召した方でした。活き活きとしていて若々しい感じ。
その後の演奏中も近かったので結構演奏の様子が見えました。吹いてるときはとにかく楽しそうで、体が音楽に乗って動く、でもアンブシュアとか視線とかそういう部分はすごくピシッとしている。音楽を楽しみつつものすごい集中力を発揮していて圧倒されました。あれは本当に、近くで見ると圧倒されると思う。
というか、これは須川さんだけでなくシエナの方全員に通じるんですけど、どの人もすごく楽しそうに演奏していました。だから見ていて楽しい。曲に感情移入できるというか、各演奏者の動きでさらに曲がよく聞こえてくるんですね。必死さがないのも良い意味でこっちが肩の力を抜いて聞けるのかな。
須川さん以外に個人的に注目していたのがバリトンサックスとコントラバス。バリサクは部活でかつて吹いていたのもあって、コントラバスは前述したように新鮮でついつい見てしまう感じでした。痺れる低音〜〜かっこいい……低音のかっこよさを余すところなく堪能しました!
バーンズ氏は思ったより若くて、落ち着いているけどエネルギッシュな指揮でした。指揮中の左手の動きが良い。演奏も乗せやすそうだなあと感じました。指揮とかジェスチャーはやはり共通言語なんだな…と。

演奏については本当に良くて、本当に行ってよかったと思えたのですが、ちょっと気になったのが運営面についてでした。
当日券等を扱う窓口があるのですがそこの対応が雑、開場前に来た人たちを並ばすなどせずにギリギリまで放置したせいで狭い文京シビックセンターに人がごった返している(その状態で運営の人たちは談笑している)、ロビーコンサートがあることもいきなり知らされ、人がどんどん集まるのでホールに向かう通路を塞いでしまう、ロビーコンサートの曲目紹介も声が小さくてほとんど聞こえない、……と挙げるとキリがないんですが、そういった始まる前の指示出しとかが雑で、正直初めて行った身としてもどうすればいいのか戸惑うことが多々ありました。実際来ていた他の学生なども困っていましたし。高校の演奏会の方がはるかにましなレベルです。それがちょっと気になってしまいました。始めてきた人でも困らないように、あらかじめ動線確保するとか、来た人からどんどん並んでもらうとか、何かしらやってほしかったな……。

あと、これは特に不満とかではないんですが、前列でアンコール(観客参加型で演奏)を聞くと耳がめちゃくちゃ痛くなりますw 音を通すタイプの耳栓があればしていったほうがいいかもしれない。

全体の感想としては、2000円で行く価値は十分ある演奏会だな、というところでした。今度は東京佼成の方にも行ってみたい!自分が演奏したかったけどできなかった曲をやってもらえるのがとても嬉しいので、もっと日本人作家の曲もやってくれる演奏会が増えるといいな。