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BPL2021おもしろかったねー!

ほぼ毎週の楽しみにしていたBPL2021が終わってしまいました……
記憶が無くなる前にBPLに対する感想などを書きます。
まじめな記事は色んな人がたくさん書いているので、私はゆるく感想をつらつらとします。

BPLどこが面白かったの?

まずBPL全体の面白かった・良かったな~という部分を書きます。

☆12以外の曲にもスポットライトが当たる

私は今SP九段ですが、このくらいの段位だとまだ☆12を十分に遊び尽くすには地力が足りないのもあり、普段慣れ親しむのは☆8~11あたりの曲になります。
この難易度帯でもスコアを出すのが難しい曲・聞いててかっこいい曲(俗に言う一番いい曲)はたくさんあるので、今回BPLでそういった曲が沢山選曲されたのがとても嬉しい!!

自分が選べるような曲がプレーされていると、今度この曲選曲してみようかな! と自分のモチベが上昇することもしばしば。

何より弐寺に幅広いジャンルの曲が入っていることを体験できる素晴らしい機会だったと思います。

また、こういった(比較的)低難易度帯が得意な選手が活躍できるのもKACとは一味違って良かったです!

ストラテジーカードによる戦略性がある

BPL2021の前段となるBPL ZEROも見ていたのですが、ZEROから今回のBPLで大きく変わったルールは「ストラテジーカード」ですよね。

ストラテジーカードの仕組みは勝ち点の可能性を上げる事もでき、一方投げ側の一定のギャンブル性もあり、見ていてもハラハラと楽しめる要素でした。

1st・2ndでは各チームの先鋒・中堅・大将それぞれに1枚付与される、この枚数もちょうど良かったと思います。視聴する側としてもそこそこの頻度でカードが飛び交うのでやいやい盛り上がれました。

後半の森一丁さんの演出も相まって適度に緊張感が保てる良いルールだったと思います!

試合放送がほぼ毎週ある

試合が毎週土曜の決まった時間に行われることで「毎週土曜夜/夕方はBPLの時間!」と習慣づきました。
毎週あるので忘れにくい=継続しやすい、日々の仕事の励みにもなるのがありがたかったです。
特に後者はなんだかんだシャレにならないくらい効果があったので、これからどうしよう……

土曜開催=休日開催というのも視聴時間を抑えやすくてよかったです。
ここしばらくは土曜に酒を飲みながらBPLをわいわい実況することが生活の楽しみでした。
(競馬とか野球をつまみに酒を飲んでいる人たちはこんな楽しい思いをしてたのか!と思うくらい)

選手・オーナー企業・スタッフがみんな"やる気"なのが伝わってくる

今回BPLを見ていて、関わっている人が全員"""やる気"""なのがびしびし伝わってきて、この熱量なら見続けたい! と思いました。

選手はもちろんですが、チームオーナー側がこまめにイベントを企画していたり、毎週の放送が週を追うごとにどんどん改善されていったり……
選手のアツいやる気と周りのバックアップがあってこそ、親しみあり楽しめるイベントになったんだなあと感じます。

スタッフという意味では、司会・DJ・進行・解説どれもばっちりプロの仕事をしていたのがずっと印象的でした。

森一丁さんとKors kさんがいることであの試合の場が単なるゲームの大会ではなく、没入感マシマシで感情を揺さぶられるエンタテイメントの場として完成したんだと、誇張抜きで思います。
司会は話し方で・DJは音楽で、あの場の気持ちや思いを見る側へダイレクトに伝えてくれていたんだなあと。

また、DJはもうめちゃめちゃすごかったですね!!

なにげにあの試合の場で、そのときそのときの流れにあった音楽をシームレスにつないでいき、試合開始時にも違和感なく曲をフェードアウトさせていくというのは素人目だと相当難しいだろうな、と思うんですよ。

それをスムーズにこなしていくのは紛れもなくプロ!! プロに課される期待値って相当高いはずですが、難なく超えていくのを見てもう敬意しかない……。

さらに、進行・解説がいることで、あの場のアツさを見る側にもわかりやすく伝えることができていたと思いますし、
試合の衝撃やハラハラ感など同じ気持ちを私達とリアルタイムで共有してくれる人がいるというのは間違いなく盛り上がりの一因でした。

生放送であろうと抜群の安定感で司会をこなしつつ、Youtubeのコメントにも即座に返事をしてくれるお茶目な荒木さん、
どんな曲が来ても難所をわかりやすく解説し、プレイヤー目線で同じ盛り上がりを共有できる1048さんと、
進行・解説もしっかりプロの仕事をこなしていたんだな~と感じます。

今回このあたりのスタッフがBEMANIに慣れ親しんでいる人だったのもあってか、視聴者+BEMANIファン側が持っているコンテキストのようなものを汲み取ってもらえていたような感覚がありました。

毎回の勝利者インタビューを森一丁さんが行っていましたが、言葉選びなどが"""わかってる”””感満載で良かったです。

Live actで今までにないタイプの大会として盛り上がる

BEMANIの音楽が好きなので、一つのコーナーとしてLive actが用意されているのが良かったです。

特にbeatnation recordsでワイワイしていたころからBEMANIを追っている側としては、たとえ配信であっても久々にコンポーザーやボーカリストによるライブがあったのはめちゃくちゃに嬉しかったです!!!

音楽ライブの一面・ゲーム大会としての一面あると思いますが、それをうまくつなげるDJの存在があることで今までのKACなどとは違う新しいエンタメとして確立した感じがあります。

チームと選手に関する感想

BPL全体に対する感想を書いたので、チーム・選手についてもぱらぱらと感想を書きます。
あんまりまとまらないので思いついたとおりに箇条書きで。

  • 感想書くとき真っ先に出てくるくらい、あんさー選手のパフォーマンスが良かったです。毎試合の入場のたびに「次は何をやるんだ?!」となる感じ、初見でも面白いし毎回追ってる人だとより楽しめるというストーリー性(?)があった。森一丁さんとの勝利者インタビューはもはや漫才のようでしたが、笑いあり涙ありで間違いなく熱かったです。試合も良くて、何よりファイナルのhalfwayはあのドルチェ選手相手にあそこまで食らいつくとは! とめちゃめちゃ印象に残ってます。
  • ニケ選手の安定感は本当にずば抜けててすごかった。前述もしましたが、BPLでは☆12メインでなくともプロとしてここまで活躍できる、というのを証明してくれた選手だったと思います。また2nd最終の対ラウワン大将戦はこっちの心臓がもたないくらい最高速な試合でした。本番ではプロとしての役割をしっかり果たし、チームの振り返り配信ではお茶目な面も垣間見えたり、今後も応援したい!!と思える選手でした。ファイナル後にゆのしーさんが写真撮ってましたが、その気持ちめちゃめちゃわかるな~と思ってみてました。
  • ピース選手とダイナソー選手、どちらもポップン発の選手であることを全面に出してますが、それ由来なのか(?)選曲がすごく"""わかってる"""のが良かったですね……! トリッキーな譜面であろうともはや1巡目では? と思わされるくらい良いプレーを披露していたな~という印象です。この二人が選曲するアリーナだったらずっと見ていたい。
  • 今シーズンで思わず大声が出てしまうくらいのプレーパフォーマンスを見せていた選手といえば個人的にカリバー選手と青龍選手ですね。。どちらも一つ一つのプレーで単なるスコアの高さだけでなく「魅せてくる」のが間違いなくプロでした。振り返り配信(カリバー選手の場合振り返り動画も上げてますが)の選曲理由を見ていても、勝利+αの要素を意識して楽しませようとしてくれてるのが伝わってきました。実際、めちゃめちゃ楽しかった!! なんならカリバー選手の振り返り動画がBPLの一つの楽しみでした。あと個人的に正規譜面の演奏感とプレーしやすさを推しているので、(実際は試合上での安定感などが理由とは思いますが)正規の存在感を知らしめた青龍選手に対してただただ感謝の気持ちがあります。
  • 個人的に今回もっと活躍を見たかったのが4順目の選手たちでした。特にまさ選手とうなむね選手!!プレー見ていても本気度がびしびし伝わってきて、もっとプレーしてるところ見せてくれ~~と思うことしばしば。今後も配信等やるのであればぜひ見に行きたいです。この二人に限らず今まで自分が知らなかった選手について強さ・魅力が見えてきたのはBPLのすごい良いところでしたね……!
  • シルクハット、チームとして最も「BPLが興行であること」「試合以外の面でも人を惹きつけること」「ゲームセンター側を盛り上げること」を意識していて素晴らしかったです。チームとしてBPL全体・ゲーセンをも盛り上げるということを、選手とオーナー両方で実現するとここまで応援の輪が広がるんだなと日々感じました。個人的には「プロって本当にすごいのか!?」シリーズが良かった! 自分がゲーセンに行っても音ゲーメイン機種だけに触れてしまいがちですが、ゲーセン自体他にもこういう面白いものがある・こういうゲームも楽しめるということを知る場があると食指を伸ばしやすいと思います。動画のクオリティも良くて見やすかったのも嬉しい(セリフの字幕があるだけでかなり見やすい)
  • 思い入れ(という言葉が適切なのかわからないけども)が一番強かったという意味ではやはりのりみそ選手ですかね。BPL以前からフォローしていた・自分のブログで就活感想記事を書くきっかけにもなった人なので、ZEROの頃から応援していました。叙情がうまいのは言わずもがなですが、個人的にはラウワン戦でのイリーガルがうまくて印象に残ってます。欲を言えばぜひ次回も出てほしいです!!

もっと見てみたいあれこれ

最後に「BPL(に関わらず?)でこういうもの見てみたいな~」という話を書きます。

3~4順目でも☆12をプレイしている姿をもっと試合で見てみたい

ANSA選手・G*選手など、☆12が主戦場の選手がそれなりにいると思うのですが、大将戦の性質上どうしても1~2順目が出ることになりがちです。

いろんな得意分野を持つ選手がいてほしいという気持ちがある一方、どの選手も自分の得意分野をばっちり披露できる機会があるとよりいろんな一面が見えて良いな~と思います。

プレイヤーの上達に関するコンテンツを(できれば公式でも)出してほしい

あくまで予測ですが、BPLを見る層は音ゲーすら知らない初心者というより「他機種はやったことある音ゲーマー」「弐寺メインでやってきている音ゲーマー」かと思います。
ましてや来年は他機種も対象ということで、そういう層がもっと増えていきそう。

後者の中にもそれこそ私のように、まだまだ皆伝は取れないけれど上達に向けて楽しんでいる層がそれなりにいるんじゃないかと思うので、そういった層に向けて「上達の手がかり」をもっともっと出してくれると個人的にはとても嬉しいです。

弐寺は上手くなることが楽しい・色んな面からうまくなったことを感じられるゲームなので、上達を後押しすることでプレイヤーがより定着していくんじゃないか……  と思いたい。。

けんたん選手のメンバー限定配信や青龍塾(マシュマロなど)の試みは間違いなく貴重で良いものだと思うので、この文化がもっと広まっていっていろいろなタイプのプレイヤーがノウハウを発信する土壌ができると嬉しいです。

infinitasも一緒に盛り上げてほしい

今年はコロナがあってなかなかゲーセンに行きづらかったので、私含めinfinitasに軸足をおいていた人がそれなりにいたのではないかと予想します。

来年どうなるかわかりませんが、現実としてゲーセンも減ってきているので、できればinfinitas合同で盛り上がれるイベントがもっとあると嬉しいです。
もちろんオーナーであるゲーセンを盛り上げることがメインだと思うので、堂々とゲーセンに行けるようになるのが一番良いのですが。

あとアツい試合見て「投げ銭したい!」と思ったときにゲーセンに行く以外(かつできればゲーセン側にも還元されるような)お金の支払い方があると嬉しい……。ゲーセンに行けない時期がどうしてもあるので……。

おわり

BPL2021終わってしまうのが本当に寂しいですね……これから日常の楽しみをどうすればよいのか。。

でも来年も継続開催・機種も増えるというのはBPL2021がコナミ・オーナー企業にとって期待以上の成果をあげたこととイコールだと思うので、その盛り上がりに一視聴者として少しでも貢献できていれば嬉しいです。

以前行われた「学べるファンミーティング」に行ったとき、猫叉さんとドルチェ選手(当時は専属プロ選手として)がBPLについて語っていて、その頃のこうしたい・こんな大会になってほしい、という言葉が今回実現されたのはほんと感極まります。

来年の大会も楽しみです!